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事前に知っておきたい情報

事前に知っておきたい情報

電話の対応前に知っておくと気が楽なこと

『傾聴ボランティア・ヒアラー』は、東日本大震災により家族や友人を失ったり、それまでの日常の生活が困難になり心の内を身内に話すことが難しくなってしまった方々に対して電話・メール・手紙・面談を通してNPO法人教育ルネッサンスのカウンセラーが家族のように話を聴く《傾聴活動》を主とします。

【被災者の状況】

・被災地の支援で被災者から言われることは、「あなたはいつまで来てくれるのですか?」だそうです。被災地では新しい支援者が来て話をしても次々に支援者が変わってしまったり、来なくなってしまったりしてかえって心の傷を深くしてしまうケースが多くみられるようです。
・もともと住んでいた被災者と引っ越してきた人との考え方の差に悩んでいる人が少なくありません。
・自分と他者を比較して「お宅はいいわね」という言葉に傷ついている人は沢山います。
・同じ被災者でも、津波被害経験の有無で気持ちに差があることを理解しましょう。
・被災地の人間ではないからこそ話してもらえることがあります。知り合い、近所、親戚では守秘義務が守られないという現状があり、なかなか話せないという人は多いです。
・支援者が疲れてきている現状があります。学校の先生、保健所の職員、教育相談者等
・周囲の方が被害が大きいために、自分は辛さを口にしてはいけないと思っている方はたくさんいます。

【こんな時は?】

Q:物資の支援を被災者から直接頼まれたら?
A:対応相手には、安易に物資支援することを約束しないでください。NPO法人教育ルネ
ッサ ンスでは、『傾聴活動』がメインです。物資の支援はできませんが、お話を聞かせ
ていた だいて気持ちを軽くするということで支援したいことを伝えましょう。但し、
報告書に は物資の支援希望も記載しておいてください。『ふんばろう東日本支援プロジ
ェクト』につなぎます。

Q:直接会いたいと言われたら?
A:面談希望者に川越のNPO法人教育ルネッサンス事務所に来ていただくことは可能です。それ以外の場所で直接会うことは原則として避けてください。判断が難しい場合には事務局にご連絡ください。

Q:行政・医療機関・ワークショップ等を紹介してほしいと言われたら?
A:NPO法人教育ルネッサンスでは他機関への紹介は基本的にしません。対応相手には、
お話を聴くことの対応だけになることを説明し、理解していただきましょう。但し、報
告書には対応相手が希望していることを記載しておいてください。『 ふんばろう東日本
支援プロジェクト』につなぎます。『ふんばろう』にも限界があり、要望に応えられると
は限りませんので安易に期待をさせるようなことは禁物です。

Q:話の内容が、自分には対応できないと思ったら?
A:躊躇せずに事務局(℡049-228-2122またはメールにて)にすぐ連絡をしてください。その後の対応は、事務局・SVが判断します。

Q:連絡を取っても携帯電話に出ないときは?
A:相手が携帯電話の場合は、着信が残ります。連絡を取らなければと思うあまり着信を何
度も残してしまうと不快に思う方もいらっしゃいます。相手が電話に出たくないタイミ
ングということも考えられますので、数日あける、時間帯を変えるなどして、それでも
出ない場合には事務局にご連絡ください。

Q:どのくらいの間隔で電話をするの?
A:相手の状況によって判断していただいて構いませんが、2週間から1か月くらい間をあ
けた方が良いことが多いです。あまり頻繁に電話をすると話すことに変化がなくてお互
いにかえって気が重くなるということも考えられます。

【傾聴する側のケアについて】

被災者の話を傾聴するにあたり、傾聴する側の心身の健康状態は重要です。身体的疲労が強い時、心の状態が安定していない時には『傾聴ボランティア・ヒアラー』の対応をしてはいけません。日頃から十分な休養・休息をとり、ストレスを溜めないように心掛け、体を動かすなどリフレッシュをしましょう。対応をしている中で少しでも心身の不調を感じたら、直ちに事務局に連絡をしてください、

【代理受傷について】

代理受傷とは被災者のトラウマ体験を聞き、被災者と同様の感情的、身体的苦痛を体験することで、被災者と共感的に関わることで起こります。症状としては、被災者の体験シーンが頭に浮かぶ、被災者の体験に対して強い恐怖や不安が生じる、不眠、身体的不調等があります。また、話を聴くことしかできないことへの無力感、倦怠感、気分の落ち込み等の症状が出ることも考えられます。このような症状が出たら、事務局にできるだけ早く連絡をしてください。
被災者のケアは大切なことですが、もっと大切なことは自分自身です。『傾聴ボランティア・ヒアラー』の活動は、一人で対応するわけではありません。SVをはじめ複数のカウンセラーが協力しますので、心身の不調を決して一人で抱え込まないでください。
被災者に何かをしてあげることがこの活動の目的ではなく、自分の気持ちを受け止めてくれる相手がいることを理解してもらい、孤立を防ぐということが大切です。強い責任感に押しつぶされないように、客観的に「話を聴いてあげることができればOK」というスタンスで対応しましょう。

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